こちらあみ子 今村夏子

あみ子は変わった女の子です。

人の気持ちが”全く”わかりません。

分からないので、本人には悪気なんて全くないのに人の気持ちを逆撫でします。

分からないので、反省もありません。がっかりもしません。不思議に思うだけです。

周りの人はあきらめ疲れていきます。

救いはないお話だと思いましたが、何がどうかうまく説明できませんが深く心にのこりました。

話の内容は説明したくないのであまり書けませんが絶対読んでください。

無垢な魂のひとつの有り様といえるのではないでしょうか。

何が心に残ったのかと今考えてみると、そのさみしさが自分にも覚えがある気がしたからかもしれません。

あなたはどうでしょうか。

 

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか ナシーム・ニコラス・タレブ

信じられないほど高い給料をもらっているウォール街のエリート投資家は、本当にその方法、実力が高くて今のその地位にいるのか。

まぐれ、偶然の結果、確率の問題でたまたま生き残っただけでないという保証はあるのだろうか。

本人たちはその勘、能力、方法論が優れているから成功したのだ、というだろうが、同じ程度の能力、同じ方法をとって賭けに負けていった人たちの数について考えなければならない。

見習うならばよりうまくいく方法を見習いたい。それでは、どういう人の方法を学ぶのが一番いいんだろうか、という点について考えさせてくれる本。

投資家とギャンブラーはどう違うのか、違わないのか、みたいな。

思考は現実化する ナポレオン・ヒル

若かりし頃、マニュアルどおりにしか行動できないマニュアルボーイってかっこわるい、みたいなブームがあったので、ずっと馬鹿にしていたのです。

でもある本を読んでから信じるものは救われるというか、どう思われようとどんどん読んで真似してみようと思ったのです。

それから随分自己啓発書をよみました。この本は厚くて読み終わるのに時間がかかりました。

それはもう沢山の自己啓発書が世にあふれてますけど、結局は古典の3,4冊の内容を言い方変えて出しなおしてるだけですよね。一瞬でもやる気になれれば私にとって意味はあるのですが。

私はこうするのがいいと思う、という主張ではなく、何千という成功者たちをインタビューする中で見えてきた方法だという裏づけのせいか、とても強いかんじを楽しみましょう。

(その成功って私にとっても成功ですか?みたいな疑問もまた生まれてくるわけですが。)

 

あなたもいままでの10倍速く本が読める 

けっこう、速読ってとばしてるだけじゃんね、と疑ってたのですが、まあどんなものか一回読んでみようと思って読みました。

かちっかちっと技術として説明してくれるのがよかったです。

信じる気持ちが足りないのか、10倍速くはなっていませんが、読む前よりは随分速くなったと思います。

この本のおかげで「この本つまらないじゃないか」と思いながらも義務感?でとりあえず最後まで読んでしまうということが減らせました。

まずは実践してみてから判断しようということで、目を閉じて心を落ち着けてから、いきなり本を開くのではなく、表を見、裏を見、本の印象を感じつつ、においなんかもかいで見たりして。とほんとにやってみたんですよ。

人を動かす デール カーネギー

いわずとしれた自己啓発所の元祖ですが、ためになります。

ナポレオンヒルさんのもそうですが、あやふやになりがちな心の姿勢についての話がかっちりと論理的な文の作りで書いてあるところが好きです。

もちろん道を開くもおすすめです。